「ぼくらの七日間戦争」('88)で多くの若者の共感を呼んだ菅原浩志監督が、“心が豊かになる映画”をテーマに、「ほたるの星」を完成させた。山口県の小学校で実際にあった話をもとに、新米教師と子供たちが心をひとつにしてほたるを飛ばすまでを描いた感動の物語。余貴美子、八名信夫、樹木希林、役所広司といった日本映画を代表する実力派が脇を固めているのも話題だ。
その菅原監督が、東京でオーディションし、3,000人以上の子供たちの中からキャスティングしたのは、ハロー!プロジェクト・キッズの菅谷梨沙子ちゃん。母を病気で亡くし、父の虐待で心を閉ざした少女・比加里(ひかり)という難しい役に挑戦した梨沙子ちゃんに、webザテレビジョンが単独インタビューを行いました!
――役作りで気をつけたことはありますか?
菅谷:「気持ちを込めてやらなきゃ!」と思いながらやりました。いつも元気な私なので、なかなかこういうおとなしい子にはなれなくて難しかったんですけど、少しずつでも(比加里に)なれるように頑張りました!
――先生役の小澤征悦さんはどんな方でしたか?
菅谷:空いている時間に、いろいろ話しかけてくれたり遊んでくれたりしました。とても面白い人です。「もっと大きくなったらデートしよう」とか言われました(笑)。
――菅原浩志監督はどんな方でしたか?
菅谷:優しい人です。(役作りで)どういうふうに気持ちを入れたらいいのか分からなくて相談をした時は、「こういうことを思い出しながらやれば、こういう気持ちになれるよ」と教えてくれました。
――事務所の先輩方にも相談しましたか?
菅谷:はい。やっぱり気持ちの入れ方を知りたくて、自分から相談に行きました。
――お気に入りのシーンを教えてください。
菅谷:最後のシーンで、ほたるがたくさん飛ぶところです。ここはぜひ見てほしいです!
――“ほたるが舞うとき、一番会いたい人を連れてきてくれる”という伝説から、比加里ちゃんはほたるを育てはじめます。梨沙子ちゃんがいま一番会いたい人はいますか?
菅谷:すごく仲が良かった友達がいたんですけど、転校しちゃったんです。なかなか会えないので会いたいです。
――撮影のエピソードなどありますか?
菅谷:木でできた古い学校で撮影したんですけど、私はそういう“木の学校”が好きなんです。私が通っている学校はコンクリートでできているので、木でできていればいいな~って思ったりしました。コンクリートだとすべりやすいし、音がドンドン響いたりするんですが、木の学校は静かなんです。でも廊下にゴミがたまりやすくて、掃除は大変です(笑)。
――自然は好きですか?
菅谷:はい。ほたるもきれいなので大好きです! でも虫は嫌いなんです…。
――ズバリ、歌と演技はどちらが好きですか?
菅谷:う~ん。(しばらく悩んで)どっちも好きです(笑)。
――今後演じてみたい役はありますか?
菅谷:明るく元気な女の子の役をやってみたいです。
――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
菅谷:演技だけではなく、歌やダンスはもちろん、みんなに負けないように頑張っていこうと思います! 応援よろしくお願いしまーす!
ひとつひとつ、真剣に答えてくれた梨沙子ちゃん。映画の中で、比加里が流す涙はすべて梨沙子ちゃんの本物の涙だという。菅原監督も「つらい役なのに、忍耐強く一生懸命頑張ってくれた」とコメント。努力家の梨沙子ちゃん、今後の活躍も目が離せない!
没有评论:
发表评论